配管工事ってどんな職業?

配管工という職業をご存じでしょうか?



あまり目立たないかもしれませんが、実は私たちの生活に欠かすことのできないインフラを支える、とても重要な仕事なのです。


配管工の仕事内容とその重要性について、わかりやすく解説します。




1.配管とは?



配管とは液体や気体、エネルギーなどを輸送するパイプやホースなどの管、あるいは、そのような管を関係酒、バルブ、計器などとあわせて設計、導設することを言います。


中々イメージがつきづらいかもしれませんが、心臓と様々な臓器をつなぎ、体内に血液を循環させる「血管」のようなものであるというと分かりやすいかもしれません。




2.プラント配管とは?



プラント(=工場)配管とはその名の通り、化学工場や食品工場、製鉄所といった工場で使用される配管を指します。上下水道だけではなく、熱湯や酸素、製造に用いるガスや液体などが流れており、輸送するものに応じて配管の素材も様々です。


また、圧力計や温度計、流量計、レジューサー、配管系統の弁などの機器が設置されており、設計にあたっては高度な専門性が求められるため、水道や空調などの配管とは全くの別物として扱われます。




3.配管工の仕事について


配管工は様々な建物や設備に配管を設置するのが仕事です。設置する配管や設備の種類によって分類され、主に下記のようなものがあります。



ガス配管工

都市ガスを供給する配管を取り扱うのがガス配管工です。ガスは扱いに注意が必要で、爆発や中毒といった深刻な事態を招く可能性もあるため、高い専門性が必要とされます。


衛生配管工

飲料水(上水)やお風呂、トイレなどで使用する給排水を供給するための配管の設置を行います。また、下水関係の工事も衛生配管工の領域です。


空調配管工

ビル等の建物内の空調関係の配管工事を担当します。一般的な住宅と違い、大型ビルは空調関係の配管が縦横無尽に設置されており、冷凍機やボイラーから空調機器に、冷水、温水、上記、冷媒といったものをお供給しているのです。


防災設備配管工

給水塔とスプリンクラーをつなぐ配管を設置するのが防災設備配管工です。


プラント配管工

上述したプラント配管の施工を行うのがプラント配管工です。工場では特殊な物質や薬品を使用するため、危険性も高く、プラント配管工には高度な技術と知識が求められます。




4.インフラを支える配管工という仕事



仕事内容を見れば分かる通り、配管工は水道や空調、ガスなど、私たちの生活に必要不可欠なインフラを支えてくれる素晴らしい仕事です。


配管工は無資格で働き出せる上、働きながら「配管技能士」や、さらにその上の「感工事施工管理技士」という資格を取得すればキャリアアップも可能と、間口が広い職業とも言えるでしょう。



人々の暮らしを影から支える縁の下の力持ちともいえる配管工。興味を持った方は、ぜひ配管工を志してみてください。



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