皆さんこんにちは。
岡山県倉敷市でプラント配管工事・設備配管工事・製缶工事を手掛ける長塩工業です。
大規模な生産施設であるプラントには、数多くの配管が設置されています。配管工を目指している方でも、見た目の印象から「プラント配管は自分には難しそう」と感じてしまうことがあるかもしれません。
しかし、働きながら順序よく知識を身につければ、どなたでも一流の配管工を目指すことが可能です。ここでは配管工事に興味のある方に向けて、プラント配管工事の基本的な流れや配管の種類をご紹介します。
■配管工事の流れ
配管工事は管の加工作業や、装置・設備への取り付け作業から成り立っています。配管工事の基本的な流れを確認しておきましょう。
1:材料選定
配管に流す流体や、使用する環境に適した配管材料を選定します。
2:切断・加工
管を必要な寸法に切断し、バリの除去などの加工を行います。
3:部材の取り付け
継手や弁類といった配管部材を、必要に応じて取り付けます。
4:テスト
漏洩の有無やその他の不具合を確認するため、水圧テストや気密テストを実施します。
5:支持金物の取り付け
配管に余分な応力がかからないよう、支持金物を取り付けます。防振・耐震対策も考慮する必要があります。
6:保温・保冷工事
断熱材などを使って、配管の保温・保冷工事を行います。
■プラント配管の種類
プラント配管にはいくつもの種類があり、内部にどのような流体を流すのかによって分類されます。ここでは、代表的な3種類の配管をご紹介します。
・液体配管
液体を流すための配管です。大きく分けると、飲料水・排水・雑用水・熱源水などを流す「水配管」と、給油やエネルギー伝達に使われる「油配管」があります。なるべく短くするとともに勾配も考慮し、空気だまりを作らないようにするのがポイントです。冬場の凍結対策も求められます。
・気体配管
気体を流すための配管です。主に空気や蒸気、空調の冷媒、燃料ガス、特殊ガスなどを流します。管内の圧力・温度の変化によるエネルギー損失を防ぐため、適切な配管口径にする必要があります。蒸気配管や冷媒配管なら、熱損失を防ぐための保温工事も必要です。
・粉体配管
小麦粉や塩、砂糖、砂といった粉体を流すための配管です。粉体は管内に詰まりやすい性質があるため、対策として配管内部が平滑な材料を選んだり、配管の曲がりが緩いもしくは少ない設計にしたりする必要があります。
■使用目的によって配管の作り方も異なります!
プラント配管の要である配管には、主に3種類の作り方があり、目的に応じて使い分ける必要があります。それぞれの作り方と特徴をご紹介します。
・シームレス管
名前の通りシーム(継ぎ目)がない鋼管です。丸棒の中心を押し広げ、中空にして作ります。強い圧力やねじれにも耐えられるため、高圧ガスや高圧ボイラーといった、管内に大きな圧力がかかる配管に使われます。ただしコストが高く、内径と外径の厚みを一定にしにくいのが欠点です。
・溶接鋼管
平版を丸く折り曲げ、溶接によってつなげて作る配管です。最もスタンダードな配管で、生産しやすくコストも抑えられ、幅広い口径に対応できます。その代わり、溶接部分の強度がどうしても弱くなるのがデメリットです。
・スパイラル鋼管
帯状の鋼板をらせん状に巻いて作る配管です。製品の口径や長さ、厚みの自由度が高く、強度も優れているためさまざまな用途に使われます。欠点は製作が難しいことです。
プラント配管工の仕事にはたくさんの知識が必要で、難しく感じられるかもしれません。しかし長塩工業では、職人歴10年以上のベテラン先輩職人が1からしっかりと教育しますので、興味と熱意があれば未経験者でも一流の職人になることが可能です。実際に未経験で入社し、1人で仕事を任せられるまでに成長した社員もいます。
また、仕事は真面目に行いますが、それ以外はフラットな雰囲気で社員同士の仲がよく、新入社員も打ち解けやすい会社です。頑張りはしっかりと評価し、給与や賞与などに反映させています。資格取得支援や各種手当といった福利厚生も充実しており、残業もほとんどないため、ワークライフバランスの取れた生活を送ることができます。
何より長塩工業は、配管一筋でやってきた確かな技術力がある会社です。職人としてレベルアップしたい方には、最適な環境が整っています。快適な労働環境で気のいい仲間に囲まれながら、一流の配管工を目指してみませんか? 興味がある方はお気軽にご応募ください。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。