有限会社長塩工業代表者インタビュー  

皆さん、こんにちは。岡山県倉敷市でプラント配管工事・設備配管工事・製缶工事などを手掛けている長塩工業です。


弊社は、常にきれいなものを作り、お客様にご満足いただくために、真摯に仕事に取り組んでおります。日々どのような意気込みで仕事に向き合っているかを皆さんに知っていただき、弊社について理解を深めていただければ幸いです。


今回は、代表が抱いている仕事への思いについてご紹介します。


■設立のきっかけと代表の理念とは


弊社は、平成10年9月に設立いたしました。設立のきっかけは、代表が以前に所属していた会社での先輩からの勧めでした。いい仕事をしていればお客様から認めていただけるという、代表の仕事に対する姿勢が評価されたと言えるでしょう。


「きれいなものを作る」を理念として、設立以来仕事に取り組んでまいりました。

もちろん現在でも、その理念は変わりません。誰が見てもきれいなもの・いいものを、早く安全に作って納品し、お客様からお金をいただくという、仕事に対する基本的な姿勢を大切にしております。お客様にご満足いただくため、社員の技術・スキルアップにも積極的に取り組んでおります。


・長塩工業の強みとは


弊社の強みは、お客様からご依頼をいただいた仕事に対して必ずお応えできる社員が揃っている点です。弊社の社員は、ベテラン・中堅・若手を1チームとして仕事をこなします。このバランスが、中堅・中堅・若手であったり、中堅・若手・若手であったりすると、社員の技術が仕事に伴わなくなってしまうのです。


15名いる弊社の社員は、下は23歳から上は63歳までの社員が在籍しています。案件ごとにリーダーをつけ、仕事に責任を持って取り組めるようチーム制を導入しております。社員同士の仲が良く、助け合いの輪ができているため、作業中でもお互いを思いやりながら仕事ができる職場環境が、大きな強みです。


■仕事をするうえで心がけていること


弊社では、お客様に対する営業はほとんど行っておりません。これまで弊社が施工してきた工事の実績が元となり、リピートもしくはご紹介いただくお客様が10年ほど前から増えてまいりました。「長塩工業に頼んでおけば大丈夫」と仰ってくださるお客様もおられ、ありがたい限りでございます。


さらにリピートをいただくきっかけとなった大きな仕事は、2年ほど前の大手企業の建設工事でした。お客様のご要望を真摯に受け止め仕事に取り組んだ結果、高い評価をいただいたのです。

(大手企業の建設工事で実際にいただいた社内賞になります。)


社員にとって、自分たちの施工実績が次の仕事につながっていることは、とても大きな励みとなっています。仕事に対する意識も高まり、丁寧な仕事によってさらにお客様からの評判も高くなるという好循環が生まれています。


当然のことながら、お客様からご依頼いただいた全ての仕事に対して、同じ姿勢で取り組んでおります。いい商品を早く安全に作ることが、弊社の使命です。


また、日々の業務の終業時には、現場の掃除も欠かしません。弊社ではプラント配管・設備配管・製缶工事などを取り扱っておりますが、正直なところ現場の掃除が行き届いてない業者も多いと感じます。工場が汚いところはきれいな製品も作れず、正しい仕事ができないと、代表は常に思っています。


現在、弊社では20社ほどの協力会社と提携し、業務を行っております。同業他社の中には、当たり前のことを当たり前にできていない会社が多いのも事実です。代表の感覚では、およそ半数の会社ができておらず、当たり前の業務をこなす重要性を実感しております。


弊社の社員の技術力は、トップレベルとまでは行かないかもしれません。しかし、社会人として行うべきことは、個々の社員が意識してこだわりを持ちながら実践しているのです。いい商品を作るためにどうすべきか・どのような行動を取るべきかなど、社員が自発的に行動できる力が、弊社の大きな原動力となっています。


・「いい仕事をする」ことの重要性


お客様からご依頼をいただく仕事については、金銭面の交渉がしやすくなります。いい仕事をしてお客様からお金をいただくことで、社員に還元できるのです。


令和6年4月から始める働き方改革に向けて、建設業では「2024年問題」への対策が大きな課題となっており、弊社でも対策を模索している最中です。弊社では、日頃からほとんど残業をしておりませんが、働き方改革が施行されると、これまで6日間で進めていた作業を5日間で進めなくてはなりません。コストの面などで検討すべき点が多々あるため、その都度お客様とご相談させていただき、お互いにとって最良の方法を選択したいと考えております。


弊社が取り扱っている配管工事は、種類による工法やこだわりの違いはありません。どのような工事であっても、基本に忠実に施工することが、何よりも大切だと感じています。


■安全面に対する弊社の取り組み



弊社の社員のほとんどは家庭を持っており、家族のために日々仕事に取り組んでおります。家族の大黒柱がケガをしてしまっては、家族の生活も立ち行かなくなるかも知れません。


そのため安全面への取り組みには細心の注意を払っております。


今年の夏も猛暑が続きましたが、社員が熱中症にかかるのを防ぐために、対策水や塩分アメの配布に加え、一昨年ぐらいから社員へ空調服の配布を始めました。これにより、熱中症のリスクを下げることができました。


また、社員の中で活用しているグループLINEは、通常は業務連絡などに使っていますが、熱中症など安全に対する注意喚起などもグループLINEを通じて行っています。安全と品質の両方を守るためには、初心を忘れず基本に忠実に取り組むことが重要です。




■代表から社員に対して思うこと


代表が常に思うのは、「社員がいるから会社が成り立つ」という事実です。求人募集を通じて入社した社員は全体の1割ほどであり、既存社員の知り合いとして入社したケースが大半です。


昔ながらの方法かも知れませんが、弊社の仕事は「見て盗んで覚える」場面も多いです。研修制度は特になく、現場で先輩の仕事を見ながら少しずつ仕事を覚えていきます。社員同士の仲はとても良好であり、仕事で分からないことがあれば質問しやすい環境であるため、スキルを習得するまでの期間も短くなっています。


弊社では、月1回の食事会の他にも、富士登山や釣り大会などさまざまな親睦会を開いています。これらのイベントは、良い仕事をする・良い会社を作るために必要不可欠だと考えています。いい仕事をすれば利益率も上がり、社員に還元できると社員のやる気にもつながるからです。


社員は、会社のために自分がどう動くべきかを常に考えてくれており、自発的な行動も増えてきました。代表から社員に対して求める部分も増えてきましたが、さらに成長を目指していって欲しいと感じています。


■まとめ


長塩工業では、社員が「いい仕事」をして「きれいなものを作る」ことで、お客様にご満足いただけるよう、これからも成長を続けていきたいと思っております。